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借金返済ができない場合の相談はどこにすれば良いのか?無料で利用できる?

2022-08-12 記事一覧

借金返済について困っている…という場合に相談できる場所や対処法について解説します。

 

借金問題に関して悩んでいるという場合は、決して一人で考え込まずに然るべき方法・場所にて相談をするのが得策です。

 

問題解決に向けて働きかけをしてくれる様々な手段があり、それぞれ特徴などが異なります。

 

無料で利用できるものもありますので確認していきましょう。

 

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公的機関の借金相談窓口

借金問題に関して無料で相談を受付している公的機関の窓口があります。

 

相談できる回数や日時などが決められている所が多いですが、相談者・債務者に対して適切なアドバイスをもらえたりいオススメの弁護士や司法書士を紹介してもらえたりします。

 

なので専門的な知識などが無い方に関しては、まずはこの公的機関の窓口にて相談をするのが良いでしょう。

 

窓口の種類は様々なものがありますので簡単に紹介していきます。

法テラス

日本司法支援センター(通称:法テラス)は国が設立した法律相談所です。

 

弁護士さんが借金問題をはじめとしたあらゆる法律問題の解決をするためのアドバイスをしてくれます。

 

具体的にどのような流れで解決に向かうのか、どのような救済措置や制度があるのか等の情報を提供してくれます。

 

ただし、相談するには審査が必要で「一定額以下の収入である事」などの条件があります。

 

なので実際に法テラスに相談できるまで数週間~1カ月程度かかってしまうという点は注意です。

消費者ホットライン188

国民生活センターは消費に関するトラブルや悩み・苦情などを受け付けている公的な機関です。

 

高額な商品を不当に購入させられた、商品の取扱中にケガをした・・・などの様々な問題に対して局番なしの「188」にて気軽に電話相談する事ができます。

 

また、全国の消費生活センターにて直接相談する事もできます。

 

消費生活相談員がお話を伺い、自主解決に向けての回答をしてくれたり場合によっては業者との間をとりもってくれる事も。

市役所・区役所などの法律相談窓口

市役所や区役所でも法律に関しての無料相談の窓口を開設しています。

 

ただし、利用するにはその自治体の住人である必要があります。

 

だいたい一週間前などに事前に電話にて予約を受け付けているので、連絡の上スケジュールを調整しましょう。

 

土日祝日はお休みです。

全国銀行協会

正式名称「一般社団法人全国銀行協会」では、カードローンの利用者を対象とした相談やトラブルなどの相談を受け付けています。

 

カードローンだけでなく、住宅ローンなどの返済が難しいと考えている方に対してのヒアリングおよびカウンセリングにて解決に導いてくれます。

 

全国銀行協会と銘打ってますが、東京と大阪の2か所にしか存在しません。

 

直接赴くのが難しい場合は電話相談も承っています。

 

※土・日曜、祝日、銀行の休業日を除く

日本クレジットカウンセリング協会

日本クレジットカウンセリング協会の「多重債務ほっとライン」では、その名の通り多重債務によって生活が困難になっている方に対する無料電話相談を実施しています。

 

内閣府の認定を受けた公益社団法人なので安心して利用する事ができます。

 

電話相談の後、必要に応じて直接カウンセリングしてくれる事もあるので臨機応変に対応・家計の再建のお手伝いをしてくれます。

 

また、任意整理に関しても無料で手続きが可能ですので任意整理を検討されている方にも。

ひまわりお悩み110番

日本弁護士連合会(通称:日弁連)では「ひまわりお悩み110番」という無料電話相談窓口を設置。

 

110番との名前の通り、電話にて簡単な要件などを伝えると依頼者の生活圏内にある法律相談センターに繋げてもらえます。

 

そこで弁護士さんと実際の面談の予約がとれるというものです。

 

ここまでは無料となりますが、実際に紹介された法律事務所の弁護士さんとの面談を受けた場合は5,000円程度の費用が発生します。

 

なお、インターネットの特設サイト「ひまわり相談ネット」からであれば24時間体制で予約の申請をする事が可能。

司法書士会「総合相談センター」

日本司法書士会連合会が全国に開設している「司法書士会総合相談センター」では無料で相談を受け付けている場合があります。

 

場所によって異なるので事前に問い合わせるなどして確認する必要があるでしょう。

 

借金問題・多重債務などお金に関する様々な状況におけるトラブルや悩み相談を受け付けています。

 

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債務整理で借金を減らす

自力での借金返済がどうしても難しいという場合は債務整理を行う事で借金を減らしたり無くしたりする事ができます。

 

債務整理の種類は以下の3つがあります。

 

・任意整理
・個人再生
・自己破産

 

それぞれの特徴などを見ていきましょう。

 

※さらにもう1つの債務整理として過払い金請求があります。これは貸金業者に支払いすぎた利息が戻ってくるかを調査し請求してくれるというものです。その際は報酬金が発生します。

任意整理

債権者と交渉して毎月の返済額などの調整を行うというもので、任意整理によって決定された金額を3年~最大5年かけて分割払いで返済していく事になります。

 

これによって毎月の返済額が軽減されるなどのメリットがありますし、利息分がカットされた場合は結果的に借金が減額されるのが特徴。

 

個人再生や自己破産と違って裁判所を介さずに行えるので手軽に債務整理を行いたい方に向いてます。

個人再生

今ある借金の総額を五分の一にする事ができのが個人再生です。

 

五分の一に減額した借金は3年程度に渡り分割で返済していけば良いので、かなり負担は軽くなります。

 

その上、自己破産のように財産を取られてしまう事もありません。

 

個人再生の手続きは再生計画案というものを債権者集会で決議した上で裁判所から許可を得る必要があるので手間はかかります。

 

自分一人でやとうろするとかなりの手間や時間がかかってしまいますので、よほどでなければ弁護士や司法書士などにアドバイスをもらいながらの方が良いでしょう。

自己破産

債務整理の種類の中では多くの方が耳にした事があるであろう自己破産という方法。

 

裁判所からの許可を得た場合は金額に関わらず全ての借金の返済義務がなくなるというものです。

 

許可を得るためには破産申立書というものを作成して提出する必要があるので、この場合も法律のプロ・専門家に相談して助けを得るのが一般的です。

 

借金が無くなるかわりに所持している生活必需品以外の財産の処分が必要となります。

全ての財産が差し押さえられる訳ではありませんが、一般的に車や家・土地など20万円以上の価値があるものに対して行われます。

 

他にも自己破産中は特定の職業や資格に対して制限がかかったり、転居ができなかったり、郵便物の調査などが行われます。

 

また、ブラックリスト入りとなり向こう10年間は金融機関からの借り入れ・クレジットカードの作成・ローンを組めないなどの状態になります。

 

他にも細かい所で様々な制約・制限を課されるので事前にしっかり確認した上で自己破産は行うべきでしょう。

 

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借金返済に関する相談まとめ

借金がある場合、なんとかして一人で解決しようとする事自体は至極真っ当であり大事な心掛けです。

 

しかし金額や収入によっては現実的に不可能であるケースもありますので、その場合は1人で抱え込まずに相談しましょう。

 

現代では無料にて借金問題の悩みやトラブルに関して様々な相談先があります。

 

初めは緊張したり抵抗があるかもしれませんが、お金関係の法律に関するプロに聞いてもらう事で適切な解決に導いてくれる可能性が広がります。

 

また、相談料は無料ですがその後に法律事務所や司法書士を利用する際は着手金などは発生しますので、あくまでもアドバイスをもらえる窓口という事を覚えておきましょう。

 

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