
じつは、Appleギフトカードをビジネスで使う場合、経費計上できるケースがあります。
「Appleギフトカードを事業目的で利用した」と税務署が判断すれば、経費で落とせる可能性が高いです。
Appleギフトカードを経費で落とせれば、節税面でのメリットも大きいでしょう。
この記事では、Appleギフトカードを経費計上できるケース・条件をわかりやすく解説します。
もくじ
Appleギフトカードを経費で落とせるケース
Appleギフトカードを経費で落とせるケースは以下のとおりです。
会社用のApple製品購入に使った
会社で使うApple製品をAppleギフトカードで購入した場合、経費で落とせます。
Apple製品・周辺機器・アクセサリ類は、Appleギフトカードで購入できます。
オフィス用・在宅勤務のために、AppleギフトカードでApple製品を購入した場合、経費として認められる可能性が高いです。
仕事で使うアプリを購入・課金した
業務上必要なアプリの購入・課金にAppleギフトカードを使用した場合、経費計上できます。
- 「画像や動画編集アプリ」の購入
- 広告運用で使う「SNSの有料プラン」への課金
- Youtubeの配信など
例えば、ゲーム配信者やゲーム記事のライターであれば、ガチャなどのアプリ課金も経費計上できる可能性があります。
メディア関連の仕事をしている人は経費として認められるケースが多いので、ぜひ覚えておきましょう。
成果を上げた社員に報酬として与えた
Appleギフトカードを報酬として社員に与えた際も経費として計上できます。
その他、福利厚生として配布するなどのケースもあります。
- 社内レクリエーション、イベント時の景品
- 社内コンペでの表彰品
- 周年、創立記念品
- 結婚祝いや災害見舞金として
Appleギフトカードは使い道が多いので、報酬・景品としても最適です。
Appleギフトカードの使い道がない?何に使えるかを徹底解説!アップルギフトカードの使い道を11種類紹介。実際の利用方法やチャージ方法・使い道がない場合の現金化もわかります。
広告活動でSNSのフォロワーに配布した
広報活動の一環でAppleギフトカードを配布した場合、経費計上が可能です。
- SNSでフォロワーに配布
- アンケート参加の謝礼
- 自社商品の購入・サービス契約の特典
上記のように、Appleギフトカードの配布により販売促進の効果があることが重要です。
お歳暮として取引先にプレゼントした
お中元・お歳暮などでAppleギフトカードをプレゼントした場合、経費計上が可能です。
ビジネスにおける贈答品は、大事な取引先との関係維持のために贈られるものです。
ただし、金券類はお金に困っている印象を与えかねないので、お中元・お歳暮としてはマナー違反という意見もあります。
どうしてもAppleギフトカードを贈りたい場合は、菓子折を台にして贈るなどの配慮が必要でしょう。
Appleギフトカードを経費計上できる条件
Appleギフトカードを経費計上するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
領収書・購入履歴が保管してある
Appleギフトカードを経費計上するには、購入時の領収書・履歴が必要です。
Appleギフトカード購入時に取得できる領収書は、オンライン・オフラインによって異なります。
- 店舗で発行したレシート
- オンラインの注文履歴
店舗で発行するレシートは再発行が難しいので、購入時に必ず貰いましょう。
また、Appleギフトカードで購入したアプリや商品の購入履歴も忘れずに管理・保管しておきましょう。
Apple直営店で商品を購入した場合はレシートが発行されます。
レシートは紙のタイプ・メールタイプ(もしくは両方)を選択できます。
事業目的で利用した事を証明できる
経費計上する場合、Appleギフトカードで購入した商品・アプリを事業目的で利用した証明が必要です。
税務調査が入った際に、以下の点を説明できるようにしましょう。
- どのような事業目的で使ったか?
- 使った結果どう事業に活きているか?
「Appleギフトカードを私的に利用した」と判断される場合、経費計上ができません。
プライベートと併用している場合は「家事按分」して計上しましょう。
Appleギフトカードを経費で落とす際の勘定科目
Appleギフトカードを経費で落とす場合、勘定科目は以下のとおりです。
ケース | 勘定科目 |
---|---|
社内で使用 | 消耗品費・給与など |
社外で使用 | 広告宣伝費・接待交際費など |
「社内で使用したか?社外で使用したか?」によって、勘定科目が異なります。
【社内で使用した場合】消耗品費・給与など
Appleギフトカードを社内で利用した場合は「消耗品費」「給与」などで処理します。
- 自社で使用するApple製品を購入した
- 仕事で使うアプリ・ゲーム課金に使った
- 社員報酬としてプレゼントした
自社で使うApple製品をAppleギフトカードで購入した際には「消耗品費」「事務用品費」として扱います。
インセンティブとして社員にAppleギフトカードを付与した場合は「給与」または「福利厚生費」です。
給与とした場合は所得税の対象となるので、源泉徴収で課税されます。
【社外で使用した場合】広告宣伝費・接待交際費など
Appleギフトカードを社外に贈った場合は「広告宣伝費」や「接待交際費」です。
取引先への贈答用としてAppleギフトカードを送った場合は、購入時に「接待交際費」として経費計上します。
キャンペーンなどで配布した場合は「広告宣伝費」や「販売促進費」となります。
贈答した場合は購入時に処理が済んでいるので何も記入しなくてOKです。
参照:e-Gov「所得税法」
Appleギフトカードを経費で落とす際の注意点
Appleギフトカードを経費で落とす時は、次の点に注意しましょう。
金額・枚数などを正確に記録しておく
Appleギフトカードの購入金額や枚数などを正確に記録しましょう。
- Appleギフトカードの購入枚数・額面
- 渡した相手の名称・年月日・目的など
- Appleギフトカードの在庫枚数
記録したデータも紛失したり忘れないように管理しましょう。
購入時に課税処理しておく
Appleギフトカードは購入時ではなく使用時に課税されます。
しかし、Appleギフトカードを使うたびに経費計上するのは非常に面倒です。
そのため、Appleギフトカードは購入時に課税取引での処理が認められています。
Appleギフトカードの場合は「他店商品券」と記入しましょう。
未使用分は貯蔵品として計上する
購入したAppleギフトカードが余った・使わなかった場合、貯蔵品として計上します。
貯蔵品とは、会社で保有している未使用状態の金銭的価値がある消耗品のことです。
このような場合、経費ではなく貯蔵品として扱われます。
10万円以上なら固定資産として処理する
取得価額が10万円以上の場合、固定資産として計上・償却が必要です。
ただし、10万円未満かつ耐用年数が1年未満の場合は「消耗品費」として処理します。
参照:国税庁「商品券やプリペイドカードなど」
参照:国税庁「商品券の発行に係る売上げの計上時期」
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