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【代理戦争?】AmazonVSアリババ

はじめに

今や米国で最も成功した経営者と言っても過言ではないジェフ・ベゾス率いるAmazon。
amazoned」→アマゾンされる(アマゾンに顧客、利益を奪われること)という造語まで出来てしまうほど
他の企業、産業に良くも悪くも影響を与える存在となりました。

主戦場であるアメリカ、カナダ、中南米の他にヨーロッパ圏、日本などへの進出も着実に進めていて順風満帆、
中国、アジア圏と続くかと思いきや・・・ソコに待ったをかけたのがジャック・バー率いる「アリババ」です。

中国最大のECサイトとして圧倒的な存在感を放ちつつアジア経済圏をガシガシ攻略中です。

ECサイトを軸として様々なサービスを派生。天才的なカリスマCEO、ネットショップからリアルな店舗への展開、
化物染みた成長具合など共通点の多い「Amazon」と「アリババ」。

まだまだ未開発な経済圏での戦いを制した方が名実ともに世界最大のECサイトとなることでしょう。

アリババって?

「Alibaba Group(阿里巴巴集団)」が運営するECサイトでCEOはジャック・マー氏
BtoBのECサイトとしてはAmazonと肩を並べるレベルと言われています。

創業当時に
ソフトバンクの孫正義氏に200万ドルもの出資を受けています。

1999年に起業され現在は主に5つのサービスを提供しています。

ECサイト
BtoB 「アリババドットコム」→Amazon Businessに近い?

BtoC 「天猫Tmall」→マーケットプレイス?

CtoC 「タオバオマーケットプレイス」→メルカリ?

決済サービス「アリペイ」→PayPal?

クラウド・コンピューティング「アリババクラウドコンピューティング」→AWS?

主な収入源はサイト内の広告から、メインのユーザーは世界中に住む中国人となっています。

また2017年の11月11日(独身の日)に行われた14万ブランド以上が参加した大規模なセールでは、
24時間での取引額が日本円にして約2兆5000億円にもなり、最高記録を更新しています。

グループ会社全体取引額の合計は、Amazonよりも大きな金額が動いている計算になります。

日本ではあまり知られていない「アリババ」ですが、Amazonと戦えるだけの
超巨大な企業ということは間違いないといえるでしょう。

似ているようでちょっと違う
共通点がかなり多い「アリババ」と「Amazon」の比較。

CEO

ジェフ・ベゾス

国籍はアメリカ合衆国
54歳
純資産1120億$

幼少期から科学的な関心を示すなど
もともと優等生であり、アメリカでは「天才」と言われ
抜群のリーダーシップと先を見通すビジョンを持つ。
非常に変わり者であるとされる。

世界長者番付1位。

ジャック・マー

国籍は中華人民共和国
53歳
純資産390億ドル

大学進学を1度諦めて就職するも勉強しなおして3浪して合格。自称「劣等生」
ことごとく事業に失敗しますが、「絶対に諦めない」という不屈の精神でアリババを作り上げた。

年齢は近いですが、幼少時わんぱくで勉強のできなかったジャック・マーと
早熟で学士号まで取得しているジェフ・ベゾスと対極な生い立ちです。
同じEコマース事業で凌ぎを削っているのがなんともおもしろい。

両者とも映画に出演したことがあるというのは目立ちたがりなんでしょうか?

ECサイト

Amazon

メインは典型的な直販型。
仕入れ、販売まで自分でやってもらうスタイル。
販売手数料が主な収入源。

アリババ

Amazonで言うところのマーケットプレイスタイプがメインで
中小企業や個人をサポート、主な収入源は広告費。

リアル店舗

Amazon

「Amazon Go」やホールフーズの買収で得た生鮮食品販売店。
ニューヨークの「Amazon books」

アリババ

新型のスーパーマーケット「盒馬鮮生」
決済方法はスマホアプリ(Alipay)アリペイのみ
※アリペイは世界最大規模の決済ネットワークでアリババグループが運営。

クラウドコンピューティング

Amazon

世界1位のクラウド・コンピューティング企業であるAWS。
Amazonの収益の大部分を担っています。
この事業があるので、ベゾスは大胆な研究開発や投資を行っているのかも知れません。

アリババ

Amazonに見習って急速に事業拡大の真っ最中

株価(2018年3/27)

Amazon

およそ1500ドル
時価総額およそ7500億ドル

アリババ

およそ190ドル
時価総額およそ4879億ドル
良くも悪くも共産党の機嫌を損ねると一発アウトな一面もありますが
もはや企業として大きくなりすぎてしまったのと、ジャック・マーがアメリカ政府と中国政府に対して
友好的なのでこのまま成長していくかもしれません。

政府との友好度

Amazon

ベゾス氏はトランプ大統領とは敵対しています。
先日もトランプ大統領が「郵政公社使うなら税金払え」と発信し、
Amazonの株価が5%ほど下落するという事態がおきました。

アリババ

ジャック・マー氏は政府との関係は良好、というか
でかくなりすぎて無視できない存在へと成長した?という感じでしょうか。
むしろトランプ大統領とは米国の雇用創出に関して会談を行っていたりと
政治力は「アリババ」に軍配。

東南アジア戦略

Amazon

ベトナムへの進出を目論んでいるようです。
人口も1億人近く、スマホも普及したこともあり
今後Eコマース事業が拡大していくと見られているようです。
ベトナムはTPPにも参画しているため、商品の仕入れ先としても鍵を握っている模様。
目下の課題は物流と決済方法。

アリババ

マカオとスマートシティ構想のためタッグを組んでいる。
マカオ政府はとにかくスピーディーであり、今やラスベガスより上、世界最大のカジノ都市へと成長を遂げました。
マカオ政府の機動力とアリババの資金力、経営力が合体してしまったのでそれこそ
超絶近未来な都市が出来上がってしまうかも・・・

その他ECサイトは??

もちろんAmazonとアリババ以外にもEコマースの事業者は存在します。
今や世界のEコマース市場規模は「1兆7400億ドル」にも登ると言われ
そのうちアリババが26%Amazonが13%を占めます。

その他のシェアはeBay、楽天、JD.com、Apple、ウォルマート等が握っています。

アリババはタオバオとTmallという2大サイトを持つ。
年間の流通総額は62兆円で、
その半分以上の50兆円がモバイルを経由している。
これは決済サービスの(Alipay)アリペイが凄い勢いで成長していることを表している。

一方Amazonは直販型の側面も持ち、流通総額はアリババの約半分の30兆円程度だ。

eBayはEコマース事業における最初の成功者でもありますが
2013年以降成長が止まっている。流通総額の規模はアリババの1/8といったところ。

日本が誇る楽天はといえば、アリババの1/20程度の流通総額となる。

アリババがでかすぎるではないか・・・

中国は人口が多く、EC化率でもアメリカ、日本と比べるとやく2倍以上の開きがあるっていうのもありますが、
それにしても楽天の20倍の規模ですから、日本は取り残されている感が否めないですね。

まとめ

以上Amazonとアリババを比較してみました。

EコマースのTOPを走る2大企業はまだまだ成長していくと思われますが
最後にこれだけは言いたい。

ガンバレ・・・「楽天」!